開発・配備経緯と発展型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 17:26 UTC 版)
ノドンは1980年代後半からスカッド・ミサイルを元に開発を開始。1990年代前半には開発完了、1993年5月29日に試射が行われた。弾頭は日本海の能登半島北方350km 付近に着弾したと考えられていたが、後に日本の陸地上空を飛び越えて太平洋へ落下した可能性が示唆された。北朝鮮はこの直後からノドンの実戦配備を開始したと見られる。 配備直後に素材を軽金属に変更して改良したものと考えられている。 2006年北朝鮮は核実験を実行、同年時点でミサイル本体は200発(2009年時点で320発)。 2012年のペンタゴン報告では、発射機数は50基以下。 さらに、北朝鮮は外貨獲得を目的としてノドンをイランやパキスタン、リビアなどに輸出していたと見られ、パキスタンのガウリ、イランのシャハブ3はノドンと同様か、若干の改良を加えたものと見られる。また北朝鮮は2006年7月5日に7発のミサイルをロシア沖の日本海に向けて発射したが、分析の結果、このうち2発目はノドンと見られている(朝日新聞2006年7月13日)。 北朝鮮では1500kmまで飛ぶロケットは坑道で系列的に生産しているとしている。
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