開催国枠の選手について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 04:57 UTC 版)
「2020年東京オリンピックの空手競技」の記事における「開催国枠の選手について」の解説
原則として、開催国(日本)の選手にはオリンピックランキングに基づいて、各種目最上位の選手に出場権が与えられる。オリンピックランキングは2018年7月2日から2020年4月6日までの間に行われる2018年世界選手権(マドリード)、大陸選手権、KARATE1(プレミアリーグ、シリーズA)の諸大会を対象としていた。全日本空手道連盟(JKF)は集中強化指定選手(種目ごとに1人、又は2人)を指定した対象大会に出場させ、全ての対象大会が終了した時点で日本勢トップの選手を日本代表に内定するとしていた。 しかし、2020年3月6日、新型コロナウイルス感染症の流行により、ランキング対象大会の一つであるプレミアリーグラバト大会(3月13日~15日予定)が中止となった。更にこの事態を受けて、急遽、対象大会に追加されたプレミアリーグマドリード大会(4月17日~19日予定)も同様の理由で3月17日に中止が決定したことにより、3月18日、WKFはオリンピックランキングの確定と、同ランキングにより出場権を獲得した40人の選手(各種目4名+開催国枠1名)を発表し、それに従い、JKFも日本代表内定選手8人を発表していた。 ところが、3月30日に東京オリンピックの延期が決定し、5月20日、WKFは2020年プレミアリーグラバト大会の代わりに開催される2021年プレミアリーグラバト大会(又は2021年に予定される世界最終予選より前に開催される別のプレミアリーグ大会)がオリンピックランキングの対象大会に追加されることを発表した。それを受けて、5月21日にJKFは新たに対象大会となる大会の成績により、ランキングの日本勢トップが入れ替わる可能性がある男子67 kg級と女子61 kg級の代表選考をやり直しすることを発表した。また、6月19日にはJKFが代表選手の選考として、対象大会に当該種目の集中強化指定選手(2人ずつ)を派遣し、ランキングで日本勢トップとなった選手が代表候補に内定することが発表された。男子67kg級は佐合尚人と篠原浩人、女子61kg級は染谷真有美と森口彩美が代表の座を争ったが、2021年4月30日から開催されたプレミアリーグリスボン大会の結果、ともに一度は代表に内定したものの再選考となっていた佐合と染谷が再び、代表候補となった。 日本代表選手男子女子男子組手67 kg級 佐合尚人 女子組手55 kg級 宮原美穂 男子組手75 kg級 西村拳 女子組手61 kg級 染谷真有美 男子組手75 kg超級 荒賀龍太郎 女子組手61 kg超級 植草歩 男子形 喜友名諒 女子形 清水希容
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