閉鎖と競売
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 01:01 UTC 版)
「TSK・CCCターミナルビル」の記事における「閉鎖と競売」の解説
その後2002年9月に町井が死去したため、町井の長男の佐藤に所有権が移された。しかしその後町井の債権者らによって競売にかけられ、敷地の約半分である約600坪が252億6000万円で落札されたものの、その後数度にわたり所有者が移転された。なおこの競売には、2007年に朝鮮総連本部ビル売却問題で逮捕された緒方重威元公安調査庁長官や、2008年に経営破綻したリーマン・ブラザーズなどの外資金融機関も関与していたのではないかと噂された。 その後2007年4月1日には、最大のテナントであった「Club Vanilla」が閉店し、「東亜ビル管理組合顧問」を名乗る朝堂院大覚や、いくつかの残ったテナントが立ち退きを巡って所有者らと争っていた。しかしその後ビルの解体が進み、2008年3月一杯でビルは完全に解体された。ビルが解体された後も民主党の辻恵代議士と富士薬品との間で資金を巡るトラブルが表面化するなど、当ビルを巡ってはその後も不透明な資金の流れの舞台となった。 2011年10月、住友不動産が土地を取得。投資ファンドの「マラソン・アセット・マネジメント」が、「真の所有権者は同社と傘下ファンドのコモン・ウェル・マネジメント・インクだ」として、住友不動産に対し所有権移転登記抹消を請求する訴訟を起したが、2013年末までに和解が成立した。
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