鏑木毅とは? わかりやすく解説

鏑木毅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/11 09:44 UTC 版)

かぶらき つよし

鏑木 毅
生誕 群馬県桐生市
(1968-10-15) 1968年10月15日(56歳)
国籍 日本
出身校 早稲田大学教育学部社会科学専修
職業 トレイルランナー
著名な実績 UTMB 3位
身長 178 cm (5 ft 10 in)
体重 62 kg (137 lb)
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鏑木 毅(かぶらき つよし、1968年(昭和43年)10月15日 - )は、日本のトレイルランニング競技者。富士登山競走日本山岳耐久レースをはじめ、数々の競技大会で優勝。既婚。

経歴・人物

桐生市立新里中学校群馬県立桐生高等学校早稲田大学教育学部社会科学専修卒業。大学在学中は早稲田大学競走部に在籍したが、怪我のためにあえなく断念した。群馬県庁に就職後、28歳の時に出場した山田昇記念杯登山競争大会で初出場・初優勝をしたことを機に、トレイルランナーへ転向した。

これまでに、山田昇記念杯登山競争大会で7連覇、北丹沢12時間山岳耐久レースで2連覇4度の優勝、富士登山競走で2連覇3度の優勝等の実績を持つ。また、2005年には国内3大レース(日本山岳耐久レース、富士登山競走、北丹沢12時間山岳耐久レース)を同一年に全て制覇する「トリプルクラウン」を達成した。

近年では海外大会へも参加している。2009年4月からプロのトレイルランナーに。

趣味は温泉巡り、街巡り。

戦歴

年度 大会名 距離 順位 備考
1997年 山田昇記念杯登山競争大会 14.8km 優勝 規定重量(10kg)を背負う
1998年 山田昇記念杯登山競争大会 14.8km 優勝
1999年 山田昇記念杯登山競争大会 14.8km 優勝
くまもと未来国体山岳競技(縦走) 優勝
2000年 大阪府チャレンジ登山大会・山岳マラソンの部 36km 優勝
北丹沢12時間山岳耐久レース 優勝
富士登山競走(5合目) 優勝
山田昇記念杯登山競争大会 14.8km 優勝
2000年とやま国体山岳競技(縦走) 優勝 (踏査)3位
2001年 大阪府チャレンジ登山大会・山岳マラソンの部 36km 優勝
鳥海山ブルーライン登山マラソン 優勝
富士登山競走(山頂) 21km 2位 標高差3000m
山田昇記念杯登山競争大会 14.8km 優勝
新世紀・みやぎ国体山岳競技(踏査) 3位
2002年 東京都山岳連盟コメットカップ 優勝
大阪府チャレンジ登山大会・山岳マラソンの部 36km 優勝
青梅丘陵高水山登山マラソン大会 優勝
比婆山国際スカイラン 18.5km 優勝
富士登山競走(山頂) 21km 優勝
北丹沢12時間山岳耐久レース 優勝
山田昇記念杯登山競争大会 14.8km 優勝
よさこい高知国体山岳競技(縦走) 2位
2003年 静岡国体山岳競技縦走競技 3位
サイパンマラソン 42.195km 優勝 アメリカ合衆国
東京都山岳連盟コメットカップ 優勝
大阪府チャレンジ登山マラソン 36km 優勝
比婆山国際スカイラン 18.5km 2位
富士登山競走(山頂の部) 21km 優勝
北丹沢12時間山岳耐久レース 優勝
山田昇記念杯登山競争大会 14.8km 優勝 7連覇を達成
2004年 彩の国まごころ国体山岳縦走競技 優勝
東京都山岳連盟コメットカップ 優勝
大阪府チャレンジ登山マラソン 36km 優勝
比婆山国際スカイラン 18.5km 2位
富士登山競走(山頂の部) 21km 3位
スカイランナーズワールドシリーズ第7戦
キナバル国際クライマソン
16位 マレーシア
2005年 晴れの国おかやま国体山岳競技縦走競技 2位
富士登山競走(山頂の部) 21km 優勝
北丹沢12時間山岳耐久レース 優勝
富士登山駅伝 2位 群馬県山岳連盟チームとして
スカイランナーズワールドシリーズ 第7戦
キナバル国際クライマソン
10位 マレーシア
日本山岳耐久レース(ハセツネCUP 71.5km 優勝 当時、大会新記録
2006年 のじぎく兵庫国体山岳競技 縦走 6位
スカイランナーズワールドシリーズ 第4戦
御嶽スカイレース
6位
富士登山競走(山頂の部) 21km 4位
富士登山駅伝(群馬県山岳連盟チームとして) 優勝
スカイランナーズワールドシリーズ 第6戦
アンドラスカイレース
10位 スペイン アンドラ
三河高原トレイルレース 優勝
日本山岳耐久レース 71.5km 2位
京都東山三十六峰マウンテンマラソン 30km 優勝
2007年 第1回箱根エンデュアランス 50km 優勝
ウルトラトレイル・デュ・モンブラン 166km 12位 フランス イタリア スイス
第1回赤城トレイルレース 優勝
京都東山三十六峰マウンテンマラソン 30km 優勝
2008年 青梅高水山トレイルラン 2位
志賀野反トレイルレース 2位
OSJおんたけウルトラトレイル 100km 優勝
ウルトラトレイル・デュ・モンブラン 166km 4位 フランス イタリア スイス
セルフディスカバリーアドベンチャー・イン王滝
クロスマウンテンマラソン
42km 優勝
日本山岳耐久レース 71.5km 2位
THE NORTH FACE エンデュランス・チャレンジ・チャンピオンシップ・サンフランシスコ 50Miles
80.5km
3位 アメリカ合衆国サンフランシスコ
京都東山三十六峰マウンテンマラソン 30km 優勝
2009年 奥久慈トレイル50k 50km 2位
THE NORTH FACE エンデュランス・チャレンジ・チャンピオンシップ・北京 100km 優勝 中国北京
ウェスタンステイツ・エンデュランスラン 166km 2位 アメリカ合衆国サンフランシスコ
ウルトラトレイル・デュ・モンブラン 168km 3位 フランス イタリア スイス
日本人過去最高位
2010年 THE NORTH FACE エンデュランス・チャレンジ・チャンピオンシップ・北京 100km 優勝 中国北京
2011年 THE NORTH FACE エンデュランス・チャレンジ・チャンピオンシップ・サンフランシスコ 80.5km 6位 アメリカ合衆国
oxfam trailwalker(香港) 100km 2位 香港
THE NORTH FACE ウルトラトレイル・デュ・モンブラン 168km 7位 フランス イタリア スイス
Swissalpine Davos 78km 3位 スイス
ウェスタンステイツ・エンデュランスラン 160km 5位 アメリカ合衆国
THE NORTH FACE エンデュランス・チャレンジ・チャンピオンシップ・北京 100km 3位 中国
2012年 OSJおんたけウルトラトレイル 100Miles 優勝 日本
THE NORTH FACE ウルトラトレイル・デュ・モンブラン 168km 10位 フランス イタリア スイス

著書・DVD

著書

  • 「トレイルランニング入門」(共著 岩波書店 2005年4月) ISBN 978-4000241311
  • 「トレイルランナー鏑木毅」(ランナーズ 2008年10月) ISBN 978-4947537799
  • 「トレイルランニング」(エイ出版社 2009年10月) ISBN 978-4777914739
  • 「トレイルランニング――入門からレースまで」(岩波書店 2010年5月22日) ISBN 978-4000241502
  • 「全国トレランコースガイド (OUTDOOR PERFECT GUIDE)」(エイ出版社 2012年4月27日)ISBN 978-4777923144
  • 「アルプスを越えろ! 激走100マイル―― 世界一過酷なトレイルラン」(新潮社 2013年3月18日)ISBN 978-4103337416
  • 「トレイルランニングはじめました。: 基礎から楽しみ方、おすすめコース&レースガイドまで」(誠文堂新光社 2013年7月23日)ISBN 978-4416713440

DVD

  • 「激走モンブラン! 166km 山岳レース」(2010年4月2日発売)
  • 「激走モンブラン! 2011」(2011年12月28日発売)
  • 「ウルトラトレイル・マウントフジ 〜激走! 富士山一周156キロ〜」(2012年9月21日発売)ASIN B008FKALZG
  • 「鏑木毅のトレイルラン入門学」(2012年発売)
  • 「ウルトラトレイル・デュ・モンブラン2012」(2012年発売)ASIN B00IC9XUBC

コラム

  • 「今日も走ろう」 (2018年1月10日から日本経済新聞夕刊で毎週水曜連載[1]

関連項目

外部リンク

  1. ^ トレイルランナー鏑木毅の日経新聞コラム「今日も走ろう」 - 日本経済新聞




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