鎮魂の花火
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/17 14:56 UTC 版)
2012年3月10日宮城県の泉ヶ岳において、「天国にぶっ放せ!」と題し、宮城県・仙台市・山元町協賛の元東日本大震災における犠牲者(死亡者・行方不明者)数に合わせた2万発の鎮魂の花火を打ち上げた。 この様子は糸井重里事務所の協力によりUstreamで生中継され、現在も観ることができる。 震災の日(3月11日)ではなく3月10日に打ち上げを行ったのは、「3月10日は最後の特別な日でした。一番大切な人に『愛してる』と伝えられたはずの最後の日。二度と後悔を残さないと、誰もが心に誓った日の前日。イメージ通りに、雲の上に天国があるのなら、雲の上までぶっ放すしかない。【3月10日】がいつまでも続きますように。」との思いからである。 2012年1月17日 宮城県庁内の県政記者クラブの記者会見では糸井重里も同席し、花火を打ち上げる意味を伝えた。 2013年7月2日 第43回(平成24年度)仙台広告賞 新聞部門第1部(モノクロ)においてスコップ団鎮魂花火実行委員会の「天国にぶっ放せ! 来場者規制告知」が銀賞となった。これは「当日、一般の方はご来場出来ません」という告知の他に、「お墓からでもお家からでも、大切な場所から、大切なお方と手を合わせてください」と伝えたことで、強い拒絶、丁寧な説明、密かな願いという構成であり、情報伝達の先の奥の気持ちが深いと評価されたものである。
※この「鎮魂の花火」の解説は、「スコップ団」の解説の一部です。
「鎮魂の花火」を含む「スコップ団」の記事については、「スコップ団」の概要を参照ください。
- 鎮魂の花火のページへのリンク