鎮魂歌 (レクイエム)~正宏君の英魂に捧ぐ~ (1942)(13小節/1分)
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昭和15年(1940年)4月、鬼頭恭一は田園調布の親族・佐藤家に居候を始め、東京音楽学校作曲科入学を目指して勉強を重ねていた。翌16年12月、日本は米英と開戦。17年2月にはビルマ方面に従軍していた従兄・正宏の戦死が伝えられる。恭一はただちに鎮魂歌 (レクイエム)を作曲し、故人に捧げた。アダージョ・グラチオーソ (優美にゆっくりと)と記された、楽器指定のない16小節のコラール風小品。自筆譜は現在、靖国神社・遊就館に所蔵されている。
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