銅造誕生釈迦仏立像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 14:24 UTC 版)
「正眼寺 (小牧市)」の記事における「銅造誕生釈迦仏立像」の解説
像高8.2cm。銅製鍍金(金めっき)の誕生仏である。制作年代は、飛鳥時代(西暦7世紀中頃)と考えられている。誕生釈迦仏とは、釈迦の誕生日に行われる灌仏の儀式に用いられる像で、釈迦降誕時の姿を表し、本像のように両手でそれぞれ天と地を指す形に作られるのが一般的である。誕生釈迦仏の作例は多いが、本像は日本最古の作例とみなされるものである。像高8センチほどの小像であるが、鋳造後、像表面の各所にタガネによる入念な仕上げが施されている。下半身の衣文は左右相称に図式的に整えられており、様式的には止利式に属するとみられる。後頭部に光背取り付け用の枘が残り、元は光背を伴っていたことがわかる。
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