鉄道作業局ピブ1形→鉄道院ピフ140形→鉄道省ピ1形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/30 08:13 UTC 版)
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1896年(明治28年)、鉄道作業局新橋工場において4両が製作され、その後2両が追加された。種車は、トレビシック略図のBH形有蓋車である。1902年(明治35年)の改番によりピブ1形(ピブ1 - ピブ6)となり、1911年(明治44年)の改番ではピフ140形(ピフ140 - ピフ145)となった。1921年(大正10年)から翌年にかけて、5両(ピフ140 - ピフ142, ピフ144, ピフ145)に暖房用ボイラーが設置された。1928年(昭和3年)の改番では番号順にピ1形(ピ1 - ピ6)とされたが、ボイラー非搭載車との区別はされなかった。 1931年(昭和6年)の歯車車運用停止後は、ボイラー搭載車は歯車装置を撤去して客車のヌ9050形(ヌ9050 - ヌ9054)に改造され、非搭載のピ4は1932年(昭和7年)12月8日に廃車となった。暖房車となった5両についても、1932年(昭和7年)12月に大宮工場で二軸車に改造され、ヌ6000形(ヌ6000 - ヌ6004)に改称された。1953年(昭和28年)の改番では、ヌ600形(ヌ600 - ヌ604)となったが、老朽化のため、1958年(昭和33年)5月30日付けで全車廃車となった。
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