野々上慶一とは? わかりやすく解説

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野々上慶一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/13 01:12 UTC 版)

野々上 慶一(ののがみ けいいち、1909年明治42年〉12月11日 - 2004年平成16年〉8月2日)は、日本の出版人随筆家

貴族院議員の長男として山口県に生まれる。1930年に左翼運動のシンパとして逮捕起訴され、1931年早稲田大学専門部政経科を中退、同年春に父の出資で本郷東大前に古本屋・文圃堂を開業し、1933年から書籍出版を手掛ける。1934年同人誌『文學界』の刊行を引き受ける。同年から草野心平に企画を持ち込まれて当時中央文壇で全く無名だった宮沢賢治の最初の全集(3巻本)を刊行。1936年廃業、小林秀雄河上徹太郎吉田健一永井龍男青山二郎ら文化人たちとの親交が続いた。骨董鑑賞家として古陶磁、古版画関係の著書もある。

著書

編著

  • 文明開化錦絵集 横浜絵と開化絵 垂水書房 1967
  • 長崎古版画 三彩社 1970
  • やきもののデザイン 明治の開化絵模様 1-2 岩崎美術社 1976-77
  • 文明開化風俗づくし 横浜絵と開化絵 岩崎美術社 1978
  • 父の肖像 1-2 芸術・文学に生きた「父」たちの素顔 伊藤玄二郎共編 かまくら春秋社 1999



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