重茂半島とは? わかりやすく解説

おもえ‐はんとう〔‐ハンタウ〕【重茂半島】

読み方:おもえはんとう

岩手県にある半島。北に宮古湾、南に山田湾があり、沿岸部三陸復興国立公園一部突端の魹ヶ崎(とどがさき)は本州の最東端


重茂半島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/31 14:38 UTC 版)

重茂半島の衛星画像

重茂半島(おもえはんとう)は、岩手県南東部、太平洋に面する本州最東端の半島。無数の入り江と半島が連続する三陸海岸の中でも最大の半島。

自然

半島のほとんどを緑に覆われた山地や断崖が占めるため、三陸海岸でも指折りの秘境の様相を呈する。沿岸は全て三陸復興国立公園に指定されており、高さ100mほどの断崖絶壁が連続する。その北端が閉伊崎で、東側に本州最東端の魹ヶ崎があり、魹ヶ埼灯台と記念碑が建つ[1]。半島北部にある月山は絶好の展望スポットであり、北は宮古湾をはさんで浄土ヶ浜、南は山田湾、そして東は魹ヶ崎や太平洋を一望する。

東北地方太平洋沖地震

2011年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震では時速115kmで海岸に押し寄せた津波が、日本国内観測史上最高の高さ40.5メートルまで達した[2][3]。また宮古市の中心部と半島内の地区を結ぶ岩手県道41号重茂半島線は津波の影響で崩落、がれきに埋まるなどしたため千鶏、石浜地区は3月15日まで一時孤立した[4][1][2]また半島内の鵜磯小学校と千鶏小学校がそれぞれ被災のため、重茂小学校で授業を行うこととなった[5]

脚注

  1. ^ 此処より下に家建てるな…先人の石碑、集落救う”. 読売新聞 (2011年3月19日). 2011年4月21日閲覧。
  2. ^ 津波の最高到達点は40.5メートル 専門家チーム測量”. 朝日新聞 (2011年5月30日). 2011年7月12日閲覧。
  3. ^ 宮古、潮位下がった後に大津波 時速115キロの猛スピード”. 共同通信 (2011年4月21日). 2011年4月21日閲覧。
  4. ^ 現場発:東日本大震災 5日間孤立した千鶏、石浜地区から”. 毎日新聞 (2011年4月13日). 2011年4月21日閲覧。
  5. ^ 試行錯誤の「他校間借り」 被災地の学校”. 岩手日報 (2011年4月17日). 2011年4月21日閲覧。

関連項目

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