鶴見半島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/02 23:30 UTC 版)
鶴見半島(つるみはんとう)は、大分県佐伯市にある半島。大分県南部の豊後水道沿岸にみられるリアス式海岸の一部である[1]。
地理
半島の北側は佐伯湾、南側は米水津湾となっている。南側の米水津湾には間越海水浴場がある。2005年3月3日に合併により全域が佐伯市となる前は、半島の北半分が南海部郡鶴見町、南半分が米水津村に属していた。
鶴見半島の名の由来には、
- 半島を上空から見ると鶴の形に見える
- 鶴御崎に大きな松の木があり、鶴が飛来していた
- 半島にある池に、鶴が飛来していた
との諸説がある。
半島先端部の鶴御崎は九州最東端の岬となっている。半島の先端付近、北側の梶寄浦から北には元ノ間海峡を挟んで、大島、小間島、高手島が浮かぶ[2]。一方、南側の間越(はざこ)から南には、横島や赤瀬が位置している[2]。
交通
半島の北岸に沿って大分県道604号梶寄浦佐伯線が走る。リアス式海岸で出入りが多く、海岸まで急傾斜の山が迫る鶴見半島では、集落間の交通には連絡船が用いられており、佐伯市街地から半島の付け根の吹浦まで道路が開通したのが1958年(昭和33年),先端の梶寄浦まで通じたのは1982年(昭和57年)のことであった[3]。近年は稜線沿いに鶴見スカイラインも開通している。
脚注
- ^ “瀬戸内海の環境の保全に関する大分県計画”. 環境省. 2025年2月2日閲覧。
- ^ a b “鶴見半島及び大島地域の地質と地形”. 環境省. 2025年2月2日閲覧。
- ^ 各駅停車・大分県歴史散歩 ふるさとの駅 (22) バス路線 地松浦、蒲江、尺間登山口、波寄 (PDF) - 大分合同新聞社
外部リンク
- 鶴見半島及び大島地域の自然 (PDF) - 大分県
- 鶴見半島のページへのリンク