部隊配属後の教育
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 01:47 UTC 版)
部隊配属後の自衛隊全般の教育は、陸では衛生学校のBOC(Basic Officers course) 、AOC(Advanced officers course)、FOC、それに陸上自衛隊幹部学校CGSなどの選択肢がある事は、医官と全く変わりはない。海上自衛隊では自衛隊横須賀病院教育部の幹部医科歯科課程や海上自衛隊幹部学校の幹部特別課程等に入校する機会がある。また、海上の潜水医学実験隊の潜水医官養成課程と、航空の航空医学実験隊の航空医官養成課程は、歯科医官として入校することもできるが、歯科医官は潜水医官、航空医官として認められない。初任実務研修が修了して部隊に配属されると、原則として週に1日の通修が認められる。この通修制度を利用しながら社会人大学院に通い、博士の学位を取得する者もいる。その他の教育としては、選抜となるが、2〜4年間の部外大学研修(国内留学)を利用し、認定医や専門医取得を目指すことができる。また、医官と同じく防衛医科大学校研究科は、基礎医学と歯科口腔外科、麻酔科に限り、歯科医官でも受験ができる。2006年(平成18年)には病理学講座(航空自衛隊から)、2008年(平成20年)には麻酔科(陸上自衛隊から)、口腔外科(海上自衛隊から)へ歯科医官が研究科に入学した。その他、国外留学できる制度や、海上自衛隊では在日米海軍病院における数か月間の研修機会がある。
※この「部隊配属後の教育」の解説は、「歯科医官」の解説の一部です。
「部隊配属後の教育」を含む「歯科医官」の記事については、「歯科医官」の概要を参照ください。
- 部隊配属後の教育のページへのリンク