道路及び縁石の標示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 19:01 UTC 版)
「ヨーロッパの道路標識」の記事における「道路及び縁石の標示」の解説
車道に並行な線(車線境界線及び車道外側線)及び記号は基本的に白色である。ただし、ノルウェーでは道路の中央線を、アイルランドでは車道外側線を黄色で表す。また、一時的な道路標示はフランスとドイツ、イタリア、オランダでは黄色、スイスでは橙色または赤色、イギリスでは白色で表される。 停止線は基本的に道路を横切る切れ目のない白色の太線で表される。ただし、横切る道路が優先道路の場合、フランスとドイツでは白色の太破線で、イギリスでは二重破線で、オーストリアとイタリア、オランダ、ノルウェー、スイスでは白色の三角形が繋がった線でそれぞれ表される。 路上駐車区域を表す縁石の色は、フランスとドイツでは無料・有料に関係なく白であるが、オランダとスイスでは無料なら青、有料なら白である。また、イタリアとスペインでは、有料路上駐車区域は青の縁石で示される。障害者用駐車区域はドイツとスペイン、オランダ、イギリスでは白色で、フランスでは青色で、イタリアとスイスでは黄色で示される。バス・タクシー用の駐車区域を表す縁石の色は、イタリアとスイス、イギリスでは黄色だがドイツでは白色である。 駐車禁止区域を表す縁石の標示は、オーストリアとオランダ、スペイン、イギリスでは黄色の実線であるが、スイスでは×印付きの黄色破線、フランスでは白色破線であり、イタリアでは白色の実線または黄色と黒の2色交互の配置である。オランダでは白と黒の2色交互の配置も同様の意味を持つ。また、イギリスでは白のジグザグの標示も同様に駐車禁止を表し、黄色の二重線の標示は常時駐車禁止を表す。 駐停車禁止を表す標示は、イギリスでは赤の実線であるが(赤の二重線は常時駐停車禁止を表す)、スイスでは黄色の実線である。また、イギリスでは学校や警察署・病院の近辺にあるため駐停車禁止である区域は黄色のジグザグ線の標示で表される。
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