運営航空会社の経営統合や企業買収があった場合の扱い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 22:44 UTC 版)
「マイレージサービス」の記事における「運営航空会社の経営統合や企業買収があった場合の扱い」の解説
日本航空 (JAL)と日本エアシステム (JAS)とが経営統合した際にそれぞれが行っていたマイレージサービスについては、それまでのマイル加算基準および特典交換基準の相違にかかわらず、JASマイレッジサービスは、JALマイレージバンクに移行(会員番号は、JALの桁数にあわせて、これまでの番号の頭に2桁ないし1桁の数字を追加して、揃える措置をとった)し、マイルは等価交換された (JMB会員にもなっていた場合は、元からのJMB会員番号側に統合する措置を取った)。 日本航空は2010年の経営破たんに伴い、同社の子会社である北海道エアシステム (HAC)を2011年3月から保有する株式を北海道や道内財界各企業に売却して連結対象から外した。連結対象から外した後も2013年6月まではJALマイレージバンクのマイル積算対象となっていた。2013年7月からは日本航空とコードシェアを実施することとなったため、同社便名での搭乗に限り同社のマイル積算の対象となり、HAC便名での搭乗については「HACフライトポイント」という独自サービスとなった。HACフライトポイントは一般的なマイレージサービスと特典交換の仕組みが大きく異なり、搭乗回数で特典航空券や商品に交換できる特典が受けられる形態である。その後日本航空の業績が回復したことにより、2014年10月に北海道や道内財界各企業に売却していたHAC株式を買い戻し再度子会社化した。マイレージサービスの取り扱いは再子会社化後も暫く変化がなかったが、2016年10月からはHAC運航便がJAL便名での運航に一本化されることとなり、HACフライトポイントは廃止されることになった。廃止までの経過措置としてHACフライトポイントからJALマイレージバンクへ移行できる特典が用意されるが、それまでのマイル (JAL)・ポイント (HAC)の加算基準および特典交換基準の相違にかかわらず、12ポイント(12回搭乗)が2000マイル、24ポイント(24回搭乗)が4000マイル、40ポイント(40回搭乗)が8000マイルとなっていた。
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