通常IRA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/07 19:21 UTC 版)
「IRA (アメリカ)」の記事における「通常IRA」の解説
拠出は課税前所得から(拠出金は所得税から控除できる)。ただし所得制限があり、高額所得者は拠出の一部若しくは全額が税控除できないが、拠出そのものは所得額に無関係に拠出限度内(2015年現在5,500ドル・6,500ドル)で可能 本人または配偶者が勤務先の401(k)や403(b)のような課税繰延プランに加入している場合は、所得金額により拠出の一部若しくは全額が税控除できない 本人の所得以上の金額を拠出することはできないが、「配偶者拠出」として一方の配偶者が他方の配偶者の拠出を肩代わりすることができる 運用益は運用中は課税繰延 課税前拠出元金及び運用益は引出し時に通常の所得として課税 59歳半になる前に引き出すと、課税前拠出元金と課税繰延運用益の引出し額が通常の所得として課税されることに加えて10%の罰金(税金)が科される 70歳半になる年度以降は拠出できない 最低要求引出し額(Minimum Required Distribution、MRD、またはRMD)があり、72歳(2019年以前は70歳半)になる年度以降は、その年の平均余命推計に基づいてIRSが定める一定割合以上を残高から引き出さなければならず、これを怠るとMRDと実際の引出し額の差額の半額を罰金として納税しなければならない
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