途中帰郷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 10:41 UTC 版)
本大会では斡旋される正選手の数が4日制GIの1.5倍と多いのに対して一日ごとの競走に対する出走可能選手が少ないため、一次予選を敗退した選手は4〜5日目の「一般(2)」または5日目の「一般(1)」を走った後、失格の有無に関わらず最終日を待たずに途中帰郷(俗に言う「お帰り」)させられる。なお二次予選に進出した者は決勝に進めなくても失格にならない限り、「順位決定」レースや「優秀」レースなど、最終日の出走が保障される。 他のGI競走のうちオールスター競輪では途中帰郷の対象者は傷病理由の途中欠場がなかった場合でも多くて36人止まりだが、本大会の場合は最大で63人がお帰りの通告を受ける可能性があり、他の競走と比べて実に7倍に達する。早い選手では3日目の午後に斡旋契約解除の通知を受けることもあり、最終日のレース前には数十人が既に開催競輪場を離れ、帰郷の途についていることになる。 また、負傷や病気などにより途中欠場が多数発生した場合は補充選手を一切充当せず、代わりに途中帰郷の対象となっていた選手を帰郷させずに出走させることによって欠場を埋める形となる。これは「GI最高峰の開催である日本選手権競輪に出走できるのは、選考によって選抜された選手のみにすべき」という思想を制度に反映したもので、現在この形式が取られる開催は日本選手権競輪だけとなっている。
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