近現代ペルシア文学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 10:10 UTC 版)
19世紀から現在までのペルシア文学は、立憲革命期、パフラヴィー朝期、イラン革命後という3つに区分することができる。 18世紀末に成立したガージャール朝は二度にわたるロシアとの戦いに敗れ、次第に英露の支配下に入って行くことになった。しかし、ガージャール朝は宮廷詩人が復活させたために、ペルシア詩は3世紀に渡って続いた停滞・衰退期から脱却することができた。この時代の詩人には、例えばサバーやカーアーニーがいた。彼らはいずれも熱心な「復帰運動」の支持者であり、古典派に属していた。こういった宮廷詩人の台頭によって、数世紀の長きにわたり抒情詩に地位が奪われてきた頌詩が復活したのも、この時代の大きな特徴である。 ロシアとの戦いに敗北を喫したイランは、自国の後進性を痛感し、改革と西欧文化導入を推進していった。この時期になってようやく散文の改革が始まった。
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