軍隊における脱走
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 07:42 UTC 版)
詳細は「脱走兵」を参照 軍人軍属が正規の手続きを踏まずに部署を離れる事を脱走や脱柵と呼ぶ。規律を乱すため軍法で処罰される。英語では、戻る意思の無い脱走であるdesertionと、一時的な無許可離隊であるunauthorized absence (UA) ないしabsent without leave (AWOL、エイウォールと発音) とに大別できる。 戦闘中の脱走は特に敵前逃亡と呼ばれ、平時における脱走よりも重罪で死刑など重刑に処されることが多い。敗走中など規律が弛んでいる場合に起こりやすい。軍事的に半数の損害が出る事を全滅というのは近代以前においてそれほどの損害が出れば脱走が相次ぎ部隊が自然消滅してしまったからである。 また当然ながら本人の意思に反して徴兵される場合や、軍隊および政権の正当性や支持に問題がある場合に起こりやすい。さらに新しい環境に慣れず、しごきに遭いやすい新兵の時期がもっとも脱走が多い。 自衛隊では脱柵と呼ばれる。
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