軍隊における善行章
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/29 14:53 UTC 版)
帝国海軍の善行章は山型の臂章(ひしょう。肘から下に付ける飾線))で、入営より3年間大過なく任務を遂行した者に善行章一線(線1本)の着用が許され、その後3年毎に一線ずつ追加された。さらに、戦功を挙げた者には特別善行章も授与された。善行章は特別善行章と合わせて最高で5本佩用することができ、軍服の右腕部分、階級章の上に縫いつけられた。善行章は階級社会である軍隊において畏怖される権威を有するものであり、受章本数により俸給にも相違があった。授与本数の多い下士官兵は部下の者の畏敬を集めたという。なお、善行章を受章する際、その受章を証する善行証書を附典(授与)された。 帝国陸軍や戦後の自衛隊(陸海空)では、類似のものとして精勤章が定められている。地域の消防機関である消防団でも精勤章または優良章という名で同様に年功や精勤による臂章の付与を行う習慣がある。
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