軍用.455口径ウェブリー・リボルバーについて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 20:28 UTC 版)
「ウェブリー・リボルバー」の記事における「軍用.455口径ウェブリー・リボルバーについて」の解説
1887年から第一次世界大戦の終結までに、イギリス軍は6種類の.455口径ウェブリー・リボルバーを採用した。 Mk I - 1887年11月8日に採用された最初期のモデル。4インチ(100mm)銃身と「鳥の嘴」(bird's beak)型と呼ばれる形状のグリップを備える。Mk I*は、Mk IをMk IIに準じた仕様に改良したものである。 Mk II - 1895年5月21日に採用されたモデル。4インチ銃身を備える。Mk Iと大きな差はないが、グリップやハンマーの形状が変更され、焼入鋼のブラストシールドが追加された。 Mk III - 1897年10月5日に採用されたモデル。シリンダーのカム部に改良が加えられた。少数のみ調達され、多くは海軍に支給された。 Mk IV - 1899年7月21日に採用されたモデル。4インチ銃身を備える。「ボーア戦争モデル」と通称される。より高品質な鉄鋼を使用して高い強度を確保し、伴ってシリンダ軸の固定部などの形状が変更され、ブラストシールドも再設計された。 Mk V - 1913年12月9日に採用されたモデル。Mk IVと大きな差はないが、無煙火薬弾を使用する為にシリンダーの幅が0.12インチ(3.0mm)拡張されている。4インチ銃身モデルのほか、1915年には5インチ(130mm)および6インチ(150mm)のモデルも設計された。 Mk VI - 1915年5月24日に採用されたモデル。Mk Vと大きな差はないが、グリップの「ターゲット」(target)型と呼ばれる形状に改められ、標準的に6インチの銃身を備えた。また1921年から1926年にかけて、Pistol, Revolver, Webley, No. 1 Mk VIの名称でエンフィールド造兵廠でも製造された。
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