軍人生活から地理学研究・無政府主義者へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 03:49 UTC 版)
「ピョートル・クロポトキン」の記事における「軍人生活から地理学研究・無政府主義者へ」の解説
1862年にクロポトキンは自ら望んでイルクーツクに赴任、軍務の傍らシベリアから満州一帯の現地調査を行い地理学的知見をロシアにもたらした。一方で、ジョン・スチュアート・ミルやアレクサンドル・ゲルツェン更にはピエール・ジョゼフ・プルードンなどの著作に親しみ、無政府主義への関心を深める。 1867年にクロポトキンは軍を退役、生家からは勘当される格好となるもサンクトペテルブルクに戻って数学を学びにサンクトペテルブルク大学へ入ると共にロシア地理学協会に入会した。フィンランドやスウェーデンに氷期の堆積物の現地調査に向かったりアジア方面での地理学的知見などの学問的業績を残す一方で、秘密裏に活動していた革命結社に出入りする様になる。1872年にはベルギーからスイスへと外遊し、(バクーニン派の)第一インターナショナルの会合にロシア無政府主義者の代表として出席した。
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