超流通アーキテクチャ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/02 21:07 UTC 版)
超流通アーキテクチャは、超流通を実現するための基本的なシステム構成であり、以下のような要素から構成される。 超流通コンテンツ 超流通において流通されるコンテンツであり、暗号化によって流通途中での改竄から保護される。 超流通ラベル 超流通コンテンツの利用許諾条件などが記述されたメタ情報である。 利用許諾条件 コンテンツの権利者が指定する利用のための条件である。一般的には「対価の支払い」であると考えられているが、「アンケートに答えること」なども考えられる。 「対価の支払い」について、利用者の手元での利用制御機構と連携することにより、「最初の10回は無料でそれ以降は1回50円、累積で2000円支払ったらそれ以降は無料」といった従量制と定額制を組み合わせたような柔軟な料金体系も可能である。 利用記録 使用量に応じて課金額を変更するといった利用許諾条件の場合、利用者の手元においてコンテンツ毎の利用状況を記録・保管する必要がある。また、対価を後から回収するシステム構成の場合には、利用記録が課金の根拠となる。 超流通ラベルリーダ 利用者の手元において、超流通ラベルの記述に従い、超流通コンテンツの利用制御を行う。超流通ラベルリーダは、暗号鍵や利用記録を扱うことから、当然攻撃の対象となる。そこで、外部からの論理的・物理的攻撃に対抗するために、ハードウェア的に保護された領域に置かれる必要がある。 Tamper Registant Module 超流通ラベルリーダや暗号鍵、利用記録等を外部から読み出そうとする論理的・物理的攻撃に対抗するためのハードウェア。
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