走行駆動系別による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 19:53 UTC 版)
「装甲戦闘車両」の記事における「走行駆動系別による分類」の解説
装軌車両(tracked vehicle) キャタピラとして知られる無限軌道を走行装置として持ち、重い車体でも多様な地盤の上を進めるため、戦車のような重装甲の車両の多くがこの分類に属する。走行系の軽微な被害・故障でも機動能力の全てが失われる危険があり、また、空輸や長距離の自力機動には適さない。 装輪車両(Wheeled Vihicle) ゴムタイヤを走行装置として持ち、比較的軽量や中程度の重量の車体で高速で長距離の路上機動ができるが、路外走行には軟弱地盤や段差、溝など地形の制約を受け、重量制限があるために装甲には限界がある。こういった制限の緩和のために6輪や8輪といった多輪駆動構成をとるものが多い。また、多くは装軌車両より軽量なため空輸に適する。歩兵戦闘車などのいくつかがこの分類に属する。冷戦後の非対称戦闘に対応するため、21世紀からは多くの装輪型の装甲戦闘車両が開発・採用されるようになっている。
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