走行部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/10 19:25 UTC 版)
「コンバインハーベスター」の記事における「走行部」の解説
一般的なコンバインハーベスターは走行部に4本のタイヤを備え、フォークリフトと同じように前輪が駆動輪、後輪が操舵を担う。仕様によって4WDを用意する機種もある。日本製の汎用コンバインは水田など耐性の低い圃場での使用を想定し、走行部に自脱型コンバインのようなクローラを装備する事が多い。 海外のコンバインでもクローラを採用する場合はある。グレーナー(AGCO Gleaner)の自走コンバインは、タイヤが25cmもめり込む圃場で稲を収穫するのを補助するために、タイヤの代りに特殊な履帯を装着することができる。イタリアのラベルダ(Laverda M306 Rice)は、前輪の代りに履帯を標準装備している。これ以外のメーカーの機種でもクローラの装着が可能な機種はあり、耐性の低い圃場に配慮されている。 いくつかのコンバイン、特にFF型のタイプには、泥で沈むのを防ぐダイヤモンド型のトレッドパターンがあるタイヤがある。これらのタイヤは、アダプタとなるプレートを作るだけで他のコンバインにも取り付けることができ、ジョンディア JD6620型(2WD)のコンバインには、カバーを取外すだけで取りつけることができる。
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