走行機関・台車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:28 UTC 版)
「JR東海キハ11形気動車」の記事における「走行機関・台車」の解説
エンジンは、キハ85系と同じカミンズ製のC-DMF14HZA (330ps/2,000rpm、NTA-855R1と同型) を1基搭載するが、変速機に軽快気動車用のC-DW15を使用することから、出力を抑えている(キハ85系用は350ps)。車体の軽量化とエンジン出力の向上により、従来車に比べ走行性能は格段に向上しており、最高速度は95km/hで同等であるが、20‰の上り勾配で60km/h以上、25‰でも50km/h以上での走行が可能である。 台車は、軽快気動車で実績のある大径心皿式の空気ばね台車のC-DT58(動台車)、C-TR242(付随台車)で、動台車は2軸を駆動する。変速機は新潟コンバーター製で、変速1段、直結2段式により、従来よりも加速・粘着性能の向上を図っている。 なお、伊勢車両区に配置された名松線運用車両の一部には、家城駅の夜間留置の無人走行事故対策として予備ブレーキのシステムを変更した車両があった。
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