象小屋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 03:03 UTC 版)
中野村では、周囲に堀をめぐらした柵内に、足には鎖をつないで飼育していた。象が小屋を押し破って町奉行の与力・同心が出動した事件では、象は堀の内側まで離れ出てしまったので、事件以後、象小屋を囲う空堀は幅・深さ3間(約5.4メートル)に拡張された。 街道を移動中の象には休憩所や止宿所としての象小屋が設けられることがあったが、京都や大津宿などでは入札によって象小屋の普請がなされた。京都の休憩所では2間(約3.6メートル)四方の日覆いが設けられ、休憩所前には長さ14間(約25メートル)の竹垣と簀戸門(竹で作ったすのこを打ち付けて外部を透かしてみることのできる門)を備えていた。 浜御殿の象小屋は馬場の近くにつくられた。
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