諸作品におけるローランの剣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/04 03:23 UTC 版)
「デュランダル」の記事における「諸作品におけるローランの剣」の解説
諸作品のなかで、幾つかの由緒(過去の持ち主)が示されている。『ローランの歌』では天使からシャルル王に渡すように授けられ、その後シャルル王からローランに授けられた剣として登場し、『狂えるオルランド』では『イーリアス』に登場するトロイアの英雄ヘクトールが使っていた剣とされる。 当時の剣の形態を考えると、ロングソード(馬上では片手、徒歩では両手で使う剣)の一種としてみなされる場合が多い[独自研究?]。『ローランの歌』によれば黄金の柄の中には、聖ピエール(聖ペテロ)の歯、聖バジル(聖バシリウス)の血、パリ市の守護聖人である聖ドニ(聖ディオニュシウス)の毛髪、聖母マリアの衣服の一部ら聖遺物が納められている。作中では「切れ味の鋭さデュランダルに如くもの無し」とローランが誇るほどの切れ味を見せる[要出典]。そしてロンスヴァルの谷で敵に襲われ瀕死の状態となったローランが、デュランダルが敵の手に渡ることを恐れて岩(もしくは大理石)に叩きつけて折ろうとするが、剣は岩を両断して折れなかったというエピソードが有名。 『狂えるオルランド』では、セリカン(絹の国、古代中国の呼称)からグラダッソ、タタール人の王マンドリカルドなどの強敵がデュランダルを獲得しようと死闘を繰り広げた。
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