語源と呼称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/17 03:46 UTC 版)
ザグレブの名が現れたのは1094年頃であるが、その起源についてはあまりはっきりとしていない。クロアチア語で ザグラビティ"zagrabiti" は柄杓を意味し、それを基にいくつかの伝説もある。あるクロアチア人が答えた物には、クロアチアのバン(総督)が喉が渇いた兵士たちを連れて荒地を横切った際、バンは失望から自分のサーベルを地面に突いた所、水が流れ出した為兵士に命じて水を掘らせたとされる。この水を掘り出したとされる伝説は科学者により居住地が設立され、水で満たされた穴やシデgrabaなどから来る名称とする提唱によって支えられている。いくつか提唱されている説には丘を意味する'za breg'や丘の向こう側を意味するものである。現在、中心部の近くにある丘も以前はより近くを流れていたサヴァ川の河岸だったと言う可能性もある。これらの単語から、一つの単語が形成され現在の地名であるザグレブが生まれたとされる。他の伝説ではある支配者がマンダ (Manda) と言う少女に喉が渇いたので、現在は泉であるマデュセヴァツの湖に水を汲みに行かせたとされるもので、"Zagrabi, Mando!" 「マンダ、それをすくって!」のセンテンスから来ているともされるものや、クロアチアのイラン起源説と関連してザグロス山脈と関連付けるものもある。現代のクロアチア語以外での呼称はハンガリー語でザーグラーブ Zágráb、ドイツ語でアグラム Agram、イタリア語でザガブリア Zagabriaである。
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