語源と形状・機能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 18:35 UTC 版)
ターバンという語はペルシア語 دلبند Dulbandがトルコ語 Tülbentを経て15世紀末頃からヨーロッパ諸語に取り入れられたものである。アラビア語では、عمامة `imāmaと呼ばれる。 ヒンディー語では、パグリー(पगड़ी pagṛī)またはウシュニーシュ(उश्णीष uśṇīṣ)と呼ばれる。 ただしターバンを上記の定義のように捉える場合、ドゥルバンドはそのうちの一つに過ぎず、イスラーム世界におけるターバン、それもイメージされるような男性が用いるターバンを指す用語だけでも非常に多彩でありそれぞれ形状を異にする。アラビア語のイマーマが日本語のターバンの意味やイメージに近いが、それでも一対一対応する語ではない。 ターバンは通常、扁平で頭の形にそった丸い帽子をかぶり、そこに巻くもので、発汗の抑止や、布を巻くことで空気を含ませて頭部の暑さや寒さを抑える効果、あるいは砂漠地帯では砂よけの効果を持つ。同時に装身具としての視覚的意味合いがある(後述)。
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