設計の詳細
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 01:28 UTC 版)
「イギリス国鉄3形2-6-2T蒸気機関車」の記事における「設計の詳細」の解説
すべてのイギリス国鉄の規格と同様に、元ロンドン、ミッドランド、&スコットランド鉄道(LMS)の設計は、BRの12の新しいクラスの描画に大きな影響を与えた。シャーシにはLMS 4形蒸気機関車とほぼ同じ部品が多数あったが、モーションブラケットはLMS 2形2-6-0蒸気機関車およびLMS 2形2-6-2T蒸気機関車に取り付けられたものの設計から派生した。他の多くの標準蒸気機関車と同様に、シャーシの設計では、ブレーキハンガーブラケット、フレキシブルストレッチャーブラケット、リバースシャフトブラケットなど、LMSが設計した多くのコンポーネントを使用した。ボイラーはGWR No.2ボイラーとフランジプレートの共有を選択された状態で、LMSプラクティスに従うときに問題であることが判明した。本形式で使用されるボイラーは、多くのGWRタンクで使用されるSwindon No. 2ボイラーを改造したものである。主な違いは、標準3タンクのボイラーバレルを短縮した5 13 / 16 インチとドームを加えた点。 設計と製造は、イギリス国鉄3形2-6-0蒸気機関車とともに、元GWR スウィンドン工場で行われたが、一部はブライトン、ダービー、ドンカスターで設計された。奇妙なことに、このクラスはドンカスターが設計したイギリス国鉄4形2-6-0蒸気機関車(76XXX)と同じホイールのデザインを共有していなかった。 機関車のシリンダーカバーには、「ねじ込み」タイプの圧力リリーフバルブが取り付けられていた。1955年9月から、「ボルトオン」タイプの圧力リリーフバルブを組み込んだ更新用に改訂されたシリンダーカバーが導入された。 本形式は63台の機関車を発注する予定だったが、1955年の近代化計画により、注文は迅速にキャンセルされた。
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