LMS 2形2-6-2T蒸気機関車とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > LMS 2形2-6-2T蒸気機関車の意味・解説 

LMS 2形2-6-2T蒸気機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/02 03:08 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
LMS 2形2-6-2T蒸気機関車
41231号機関車。ウェリントン機関車基地 1960年4月12日
基本情報
運用者 ロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道
イギリス国鉄
設計者 ジョージ・イヴァット英語版
製造所 LMS→イギリス国鉄 クルー工場
イギリス国鉄 ダービー工場
製造年 1946年 - 1952年
製造数 130両
運用終了 1967年
主要諸元
軸配置 2-6-2(1C1)
軌間 1,435 mm
長さ 11.82 m
機関車重量 64.3 t
先輪 914 mm
動輪径 1,524 mm
従輪径 914 mm
シリンダ数 2気筒
シリンダ
(直径×行程)
406 mm × 660 mm
ボイラー圧力 1.38 MPa
燃料 石炭
燃料搭載量 3.05 t
水タンク容量 6,100 l
引張力 77.4 kN
テンプレートを表示
41241号機関車の石炭庫の形状

LMS 2形2-6-2T蒸気機関車(LMS 2がた2-6-2Tじょうききかんしゃ)は、イギリスロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道(LMS)が導入した蒸気機関車の1形式である。ジョージ・イヴァット英語版が設計した車輪配置 2-6-2の客貨両用タンク機関車で、1946年からイギリス国鉄発足後の1952年までに130両が製造された。

概要

LMSにはさまざまな老朽化したタンク機関車があり、新しい小型の機関車を交換する必要があった。グレート・ウェスタン鉄道4500形英語版および4575形英語版といった車輪配置 2-6-2形(「プレーリー」)タンク機関車の成功はよく知られていた。ジョージ・イヴァットは、自動放出式の灰箱や揺動式火格子といった、作業者を保護する機構を取り入れた新しい機関車を設計した。テンダー機関車版に当たるLMS 2形2-6-0蒸気機関車も製造された。LMSは2Pとして分類したが、イギリス国鉄は2MTに分類した。

この機関車はLMS 2-6-2T蒸気機関車 (スタニア)を発展させたLMS 2-6-2T蒸気機関車 (ファウラー)をベースとしている。10台は1948年の国有化前にLMSによって建造され、番号は1200 - 1209だった。イギリス国鉄は番号に接頭辞「4」を追加したため、41200 - 41209となった。さらに120台がイギリス国鉄によって製造された(番号41210 - 41329)。7000両目の機関車となった41272を含むほとんどがクルー工場(en)で製造されたが、最後の10台はダービーで製造された。50台の機関車にプッシュプル装置が取り付けられた(No.41210 - 41229、41270 - 41289、および41320 - 41329)。

最後の30台のクルー製の機関車、41290 - 41319は、新しい地域から南部地域に割り当てられた。残りはLMS地域に配属された。

本形式は、イギリス国鉄2形2-6-2T蒸気機関車(番号84000 - 29)の基礎を形成した。

脚注

参考文献

  • Rowledge, J.W.P. (1975). Engines of the LMS built 1923–51. Oxford: Oxford Publishing Company. ISBN 0-902888-59-5.

外部リンク






英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「LMS 2形2-6-2T蒸気機関車」の関連用語

LMS 2形2-6-2T蒸気機関車のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



LMS 2形2-6-2T蒸気機関車のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのLMS 2形2-6-2T蒸気機関車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS