LMSコロネーション級蒸気機関車とは? わかりやすく解説

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LMSコロネーション級蒸気機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/26 01:55 UTC 版)

LMS コロネーション級蒸気機関車
6233号機「ダッチェス・オブ・サザーランド」
基本情報
運用者 LMSイギリス国鉄
設計者 ウィリアム・スタニア英語版
製造所 LMS クルー・ワークス
製造年 1937年 - 1948年
製造数 38両
主要諸元
軸配置 4-6-2
軌間 1,435 mm
全長

22.498 m(流線形)

22.511 m(非流線形)
全高 4.039 m
機関車重量

109.8 t(流線形)

106.9 t(非流線形)
炭水車重量 57.2 t
先輪 914 mm
動輪径 2,057 mm
従輪径 1,143 mm
シリンダ数 4
シリンダ
(直径×行程)
419 mm × 711 mm
弁装置

ワルシャート式(第2動輪)

ロッキングシャフト(第1動輪)
ボイラー圧力 1.72 MPa
燃料 石炭
燃料搭載量 10.2 t
水タンク容量 18,000 l
引張力 180 kN
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LMS コロネーション級蒸気機関車(LMS Coronation Class)[注釈 1]は、イギリスロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道(LMS)が1938年から導入した急行旅客列車用の蒸気機関車。ロンドングラスゴーを結ぶ急行列車用牽引機として、プリンセス・ロイヤル級英語版の拡大・出力増強型として設計された。6234号機「ダッチェス・オブ・アバーコーン」は、イギリスで運用された蒸気機関車の中では最大出力となる2,511hp[注釈 2]を記録している[1]。当初は、ロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道(LNER)のA4型などと同様の流線形車体で活躍したが、のちに従来の非流線形に改められた。

流線形に復元されヨークのイギリス国立鉄道博物館で展示中の6229「ダッチェス・オブ・ハミルトン」

ギャラリー

脚注

注釈

  1. ^ 最初期の文書ではプリンセス・コロネーション級とされていたが、その後は使用されていない
  2. ^ 引張棒牽引力(牽引力のうち動力車の走行抵抗を除いた実際の牽引力)

出典

  1. ^ Nock, O.S. (1984). British Locomotives of the 20th Century, Volume 2 1930-1960. Cambridge: Patrick Stephens. ISBN 0-85059-596-7 

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