計算機における扱い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/26 14:18 UTC 版)
「ガイ式ラテン・アルファベット」の記事における「計算機における扱い」の解説
1990年代、ガイ式アルファベットの計算機上での文字コードに関する混乱がみられた。 7ビットの文字コード「YUSCII(英語版)」、後に「CROSCII」は、ダイアクリティカル付きの5文字を、非文字記号5つ(「[」、「]」、「{」、」「}」、「@」)の位置に割り当てたものであったが、この試みは失敗に終わっている。これは、ACSII記号の「@」は「A」よりも前の文字としてソートされるが、ここに「Ž」を割り当てたために「Ž」が「A」よりも前にソートされる結果となり、このコードはジョーク的にジャベツェダ(žabeceda、「žaba」はカエル、「abeceda」はアルファベットを意味する)と呼ばれた。 8ビットのISO 8859-2(Latin-2)がISOによって制定された。 MS-DOSでは独自に中央ヨーロッパの諸言語に対してCP852(英語版)を導入した。Microsoft Windowsは更に、CP1250(英語版)を導入した。CP1250では一部の文字がISO/IEC 8859-2と1対1にマッピングされたが、その他の文字はその他の場所に割り当てられた。 アップルコンピュータはまた別のエンコーディング方式である「マッキントッシュ中欧エンコーディング(英語版)」を導入した。 EBCDICでも独自のLatin-2のエンコーディング方式が用いられた。 こんにちのクロアチア語の文字コードとして主に用いられているのはISO 8859-2かUnicodeのUTF-8形式(二重音字には2バイト用いる)である。しかし、2010年の時点でもなお、CP1250やCP852、更にはCROSCIIを用いるプログラムやデータベースが残っている。
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