計算機における符号属性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/17 20:56 UTC 版)
「符号 (数学)」の記事における「計算機における符号属性」の解説
詳細は「符号属性」を参照 計算機において整数値には符号付き (signed) と符号なし (unsigned) があり、それは計算機がその数の符号を保持しておくか否かという用途に依存する。整数変数を非負値のみに限るならば、一つのビットを符号に占有されずに数値を格納するために利用できることになる。この方法で整数の算術を計算機の中で行う理由から、符号付き整数変数の符号は一つの独立したビットを占有するというのは普通はなく、代わりに2の補数やほかの符号付数値表現を用いる。 対照的に、実数は符号を一つのビットに割り当て、値は浮動小数点数として扱われる。浮動小数点数では値は三つの独立した要素(仮数、冪数、符号)として保持している。こうして符号ビットが分けて与えられるから、正の零と負の零は互いに別の数値としてどちらも表すことができる。大半のプログラミング言語では正の零と負の零はともに同じ値を持つように扱われるが、にもかかわらずそれらの違いを検知することができるという意味で異なる対象を提供している。
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