計算機による処理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/15 06:10 UTC 版)
既存の五線譜(点字楽譜に対して墨字楽譜と呼ぶ)を自動点訳する処理や、逆に視覚障害者が点字楽譜によって記譜した楽譜を五線譜(MusicXML)に変換する処理が計算機により実現されている。現在、日本では横浜国立大学のプロジェクトチームが日本点字図書館、点字楽譜利用連絡会、点訳ボランティア団体の協力を得て開発した楽譜自動点訳システム (BrailleMUSE) が公開されている。 2次元的な図形情報である墨字楽譜と、1次元的な文字列表記である点字楽譜との相互変換は多義性の解消など課題も多く、自然言語処理などを応用してシステムを構築している。 なお、著作権法37条により、著作物の点訳は著作権者の許諾なしに誰もが自由に行える。日本音楽著作権協会によれば、これは楽譜に関しても同様に適用されるとのことである。また、公衆送信(送信可能化を含む)も認められており、点字楽譜のデータベース化は著作権者の許諾なしに構築し、また公開することができる。
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