計算方法の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 20:23 UTC 版)
「ワールドラグビーランキング」の記事における「計算方法の例」の解説
1:通常のポイント交換 例としてラグビーワールドカップ2019のプールA「日本対スコットランド」(2019年10月13日)を基に説明する。 試合前のポイントは日本が80.70であるがホームアドバンテージとして3点が加算され83.70となる。一方スコットランドの試合前ポイントは80.62のため、日本とスコットランドのポイント差は3.08となる。 この試合は日本が7点差で勝利。表に基づいた計算によって(10+80.62-83.70)×0.2≒1.38が日本に加算され、試合後日本のポイントは80.70+1.38≒82.08となる。 逆にスコットランドは日本へ約1.38ポイントを渡したため、80.62-1.38≒79.23となる。 2:ポイント差が10点以上あり、かつ上位チームが下位チームに勝利した場合 例としてラグビーワールドカップ2019のプールA「日本対サモア」(2019年10月5日)を基に説明する。 試合前のポイントは日本が80.70であるがホームアドバンテージとして3点が加算され83.70となる。一方サモアの試合前ポイントは70.80で、ポイント差は12.9となる。 この試合は日本が19点差で勝利したが、表に基づいた計算では(10+70.80-83.70)×0.3=-0.87と負数になることからポイントの交換は実施されず、両チームとも試合前のポイントと同じである。 3:計算に基づく獲得ポイントが上限を超える場合 例としてラグビーワールドカップ2015のプールB「日本対南アフリカ」(2015年9月19日)を基に説明する。 試合前のポイントは日本が72.06、南アフリカは85.15。ともにホームアドバンテージなしのためポイント差は13.06となる。 この試合は日本が2点差で勝利。表に基づいた計算では(10+85.15-72.06)×0.2≒4.60となる。 但しポイント上限が4のため南アフリカから日本へ渡るポイントは4点となり、日本は72.06+4=76.06、南アフリカは85.15-4=81.15となる。 例4:引き分け時のポイント交換 例としてラグビーワールドカップ2011のプールA「日本対カナダ」(2011年9月27日)を基に説明する。 試合前のポイントは日本が69.62、カナダは73.74。ともにホームアドバンテージなしのためポイント差は4.12となる。 試合結果は引き分けのため、4.12×0.2≒0.82が上位のカナダから下位の日本へ渡り、試合後日本は69.62+0.82≒70.45、カナダは73.74-0.82≒72.92となる。 なお、ラグビーワールドカップ2019では令和元年東日本台風の影響で3試合が中止となり当該試合は引き分け扱い(勝ち点2を付与)となったが、ランキングのポイント交換は試合が実施された場合に限られるため、上位から下位へのポイント移動は発生しない。
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