親告罪の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/10 04:34 UTC 版)
親告罪の例としては、次のようなものがある。 事実が公になると、被害者に不利益が生じるおそれのある犯罪未成年者略取・誘拐罪(刑法229条本文、224条) 名誉毀損罪・侮辱罪(同法232条、230条・231条) 信書開封罪・秘密漏示罪(同法135条、133条・134条) 罪責が比較的軽微であり、または当事者相互での解決を計るべき犯罪過失傷害罪(刑法209条) 私用文書等毀棄罪・器物損壊罪・信書隠匿罪(同法264条、259条・261条・263条) 親族間の問題のため、介入に抑制的であるべき犯罪親族間の窃盗罪(親族相盗例)・不動産侵奪罪(刑法244条2項、235条・235条の2) 親族間の詐欺罪・恐喝罪等(同法251条・244条2項準用、246条、249条など) 親族間の横領罪(同法255条・244条2項準用、252条など) そのほか行政的な理由など著作権侵害による著作権法違反の罪(著作権法123条、119条1号)一定要件下の著作権等侵害等罪については非親告罪(「日本の著作権法における非親告罪化」を参照)。 各種税法違反の罪(告発)
※この「親告罪の例」の解説は、「親告罪」の解説の一部です。
「親告罪の例」を含む「親告罪」の記事については、「親告罪」の概要を参照ください。
- 親告罪の例のページへのリンク