西日本鉄道月の浦自動車営業所
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月の浦自動車営業所 | |
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所在地 | 〒816-0971 福岡県大野城市大字牛頸2473番地12 |
設立 | 1994年12月 |
所有者 | 西日本鉄道 |
登録番号 | 福岡ナンバー |
営業所記号 | ○月 |
所管系統数 | 「#管轄路線」参照 |
運行担当区域 | 福岡市郊外、春日・大野城市内路線 |
最寄停留所 | 月の浦営業所 |
外部リンク | バス営業所一覧 |
月の浦自動車営業所(つきのうらじどうしゃえいぎょうしょ)は、西日本鉄道(西鉄)のバス営業所のひとつで、主に福岡市郊外、春日・大野城市内路線を担当する。営業所表記は○月。
沿革
- 1978年9月4日 - 雑餉隈自動車営業所(現在の竹下自動車営業所)平野台車庫として開設。
- 1994年12月1日 - 西鉄平野台自動車営業所を開設。(二日市交通月の浦支社を併設)
- 2003年3月1日 - 大野城市循環バス線運行開始。
- 2003年3月2日 - 春日市循環バス線運行開始。
- 2004年6月1日 - 月の浦〜大野城線運行開始。
- 2004年7月1日 - 月の浦支社を本社に変更。旧本社は原支社となる。
- 2008年8月3日 - 月の浦本社・原支社・甘木支社の全路線(各コミュニティバス除く)でnimoca利用開始。
- 2011年4月1日 - 月の浦〜大野城線、つつじヶ丘線を、管理委託路線から西鉄バス二日市運行(譲渡)路線に移管。
- 2020年4月1日 - 月の浦~大野城線を南ヶ丘線に路線統合の上、南ヶ丘線を管理委託路線から西鉄バス二日市運行(譲渡)路線に移管。
- 2025年10月1日 - 西鉄バス二日市が親会社西日本鉄道に吸収合併され、当営業所は西日本鉄道月の浦自動車営業所として運営される。同日にコミュニティバス「やよい」および「かわせみ」の運行から撤退。
担当路線
2025年10月1日現在(太字は終点・始発停留所)
春日原線
- 以前は全便中型スロープ車で運転されていたが、2013年12月頃より大型車も運転されるようになり、ダイヤ改正の度に大型車での運行が増える傾向にある。かつてはいずれの行先番号も雑餉隈営業所発着便(JR南福岡駅・現在の筑紫通り・西鉄春日原経由)が存在したが、現在は全便西鉄春日原発着である。また、現在西鉄春日原には折り返しスペースがないため、駅周辺の一方通行道路を経由し、西鉄春日原ですべての乗客の降車・乗車扱いを行い、そのまま各方面へ運行する形態となっている。なお、折り返しの時間が無いため、上りの遅れが直接下りに影響する。2024年3月16日のダイヤ改正で春日〜那珂川ハイツ線から改称された。
- 春日原駅から若葉台・大土居・惣利南口経由で月の浦営業所を結ぶ路線。平日の大半は惣利南口発着で、土休日は全便月の浦営業所発着である。
- 西鉄春日原 - 大土居は■2番、大土居より先は■42番とほぼ同じルートで運転されるが、■42番と違って松ヶ丘団地は経由せず、全便県道505号線を直進する。
- 過去には平野ハイツ行きも存在した。
- ■ 2
- 西鉄春日原 - JR春日駅 - 光町三丁目 - 若葉台 - ちくし台 - 紅葉ヶ丘 - 大土居 - 天神山
- 春日原駅から若葉台・大土居経由で天神山を結ぶ平日のみ運行する路線。
- 過去には博多南駅、那珂川ハイツ、上梶原、那珂川営業所行きも運行されていた。また、以前、那珂川ハイツ・上梶原発着は、中原経由ではなく博多総合車両所付近を経由していた。現在の博多南駅が乗り入れるようになったのは開業当初からである。
- 2024年10月1日の改正で博多南駅行きが全便那珂川営業所に移管された。
- ■ 6
- 西鉄春日原 - JR春日駅 - 光町三丁目 - 原町一丁目 - 春日(春日神社前) - 春日六丁目 - 惣利二丁目 - 若草 - 畑ヶ坂 - 月の浦県営住宅前 - 月の浦営業所
- 春日原駅から春日・惣利二丁目経由で月の浦営業所を結ぶ路線。こちらは大土居経由の■1番と違ってルートが短縮されている。
- 春日原駅 - 月の浦地区はこの系統がメイン。過去には平日朝に惣利二丁目発西鉄春日原行きが運転された(天神山から回送)が、2024年現在は全便が月の浦営業所発着である。
- アクロスモール春日の最寄バス停である春日六丁目・惣利一丁目を経由するのはこの路線のみである。
南ヶ丘線
- JR大野城駅から南ヶ丘四ツ角経由で月の浦営業所を結ぶ路線。朝に平野ハイツ行きがある。
- 住民の要望で2004年に新設された路線だが、ラッシュ時以外は利用者は少ないせいかダイヤ改正毎に減便傾向にある。平日は大型車が使用されるが、土休日は中型車に変更されることもある(路線譲渡後はほとんど無くなった)。
- 2020年4月1日より南ヶ丘線に路線統合され、大野城~月の浦線は路線廃止となった。
- ■ 21
- イオン大野城から下大利駅・南ヶ丘四ツ角経由で月の浦営業所を結ぶ路線。
- イオン大野城バス停は春日原駅から徒歩数分である。沿線からイオン大野城および大野城市役所への足として設定されており、日中に1時間1本程度運転される。イオン大野城発着便は最終が早いので注意が必要。
- 大半は下大利駅 - 月の浦営業所となっており、運転本数も多い(日中は概ね1時間に2 - 4本程度)。
- 朝には平野ハイツで終点となる便がある。近道での回送で月の浦営業所に戻り、すぐ折り返して下大利駅へ向かうために設定されている。夕方から夜間にかけては逆に、月の浦営業所から近道で回送し、平野ハイツ始発で営業運転する便がある。
- 2020年4月1日のダイヤ改正で西日本鉄道管理委託路線から西鉄バス二日市の自社路線に変更された。
つつじヶ丘線
- ■ 23
- 下大利駅 - 上大利 - 小水城 - 旭ヶ丘 - 青葉台 - 西小学校前 - 長浦台 - 平田 - つつじヶ丘通り - つつじヶ丘二丁目 - つつじヶ丘三丁目 - 南山手団地
- 下大利駅 - 上大利 - 小水城 - 旭ヶ丘 - 青葉台 - 西小学校前 - 長浦台 - 平田 - つつじヶ丘通り - つつじヶ丘二丁目 - 平野中学校 - 平野ハイツ - 月の浦県営住宅前 - 月の浦営業所
- 下大利駅から青葉台経由でつつじヶ丘地区を結ぶ路線。大半は南山手団地発着となっており、月の浦営業所発着便は平野中学校の通学時間帯に多く運行されている。車両の送り込みは南山手団地 - 月の浦営業所間での回送がメイン。平日・土曜早朝の一部は下大利駅発の折り返し便がないため、下大利駅での客扱い後に南山手団地へ回送する便もある(見送り回送)。また、平日夜にも南山手団地から下大利駅へ回送する便もある(お迎え回送)。
- 日中は平日15〜30分間隔、土休日20〜40分間隔だがラッシュ時は急行電車と連絡したダイヤとなる。
春日〜大橋線
- ■ 42
- 大橋駅から井尻六ッ角・須玖・(福岡女学院)・昇町(春日市いきいきプラザ前)経由で月の浦・天神山を結ぶ路線。
- 井尻六ツ角 - 惣利南口間は松ヶ丘地区を除き、県道505号線を直進する。
- 月の浦営業所発着は西鉄バス二日市月の浦本社開設時に設定され、■20・■21・■23番と違って平野ハイツを経由せず、■1・■6番と同じルートを通る。
- 2020年3月21日のダイヤ改正で大橋駅 - (福岡女学院) - 天神山の系統が新設された。
- 福岡女学院経由は、平日と土曜の朝ラッシュ時の大橋駅発と夕方の大橋駅行のみであるため、平日・土曜の日中は全便経由する■□■45番・□■45-1番とは異なっている。
- 2024年3月16日のダイヤ改正で惣利南口発着と平野ハイツ行きが廃止、平野ハイツ発(月の浦営業所から回送)が土曜始発1本に減便され、松ヶ丘団地経由月の浦営業所発着と天神山発着に系統が整理された。同時に博多南駅発着の全便と、天神山発着の大半を那珂川営業所へ移管した。
大野城市循環バス線(コミュニティバス)
- ■ 大野城市コミュニティバス「まどか号」
車両
貸切車
- 観光バス仕様の車両は大型・中型それぞれ配置されており、繁忙期には福岡と長崎を結ぶ高速バス九州号などの続行に使用される。
- 現在、三菱ふそう・エアロクィーン、エアロエース、いすゞ・ガーラが配置されている。
- 過去には日野・セレガ、(西鉄バス筑豊へ譲渡)リエッセ、メルファ(西鉄バス佐賀へ譲渡)日産ディーゼルスペースランナーRAスペースランナーRM(富士重工業ボディ)、スペースランナーRP(全廃済み)も存在した。
大型路線車
- 西日本車体工業B型車体の日産ディーゼル(現・UDトラックス)(UA452系とRA274系)、いすゞ(純正)、日野(純正)の配置。いすゞ車には西武バスから移籍したノンステップバスも配置されている。土日はみずほPayPayドーム臨時にも使用されることがあるため一部ETCを装備している車両がある。
- かつてはいすゞ車(LV380系)・三菱ふそう車MP217系とMP317系)も配置されていたが転属や廃車などで配置が無くなっている。
中型路線車
- 現在配置なし。
- かつては日産ディーゼルの西工96MC(RM252系)、いすゞの西工96MC(LR234系)、いすゞ・日野(純正)配置されていた。
小型路線車
- 「まどか号」用として専用塗装のポンチョが配置されている。
- 過去運行していた、「やよい」用として専用塗装のポンチョが、「かわせみ」用として専用塗装の日野リエッセ(純正)とポンチョ、トヨタハイエース、予備として三菱ふそう・ローザ(スマートループ塗装)、いすゞエルフUT[1]が在籍していた。
-
旧二日市交通オリジナルカラーの一般路線車(既に廃車)
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ルーセントカラーの貸切車
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路線車
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富士重工18型Bボディを架装した車両
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高速バス九州号の続行便として運行される貸切車
使用機器
運賃表示器と運賃箱は二日市地区で唯一小田原機器製を使っていた。これは当時、雑餉隈営業所平野台車庫の名残である。その後、液晶の運賃表示機と運賃箱等は順次レシップ製に切り替えた。
脚注
- ^ 2010年3月まで、西鉄バス佐賀鳥栖支社で基山町循環バスの専用車両として使用していた。
外部リンク
- 西日本鉄道月の浦自動車営業所のページへのリンク