被害・死傷者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/13 02:18 UTC 版)
「スマトラ島沖地震 (2000年)」の記事における「被害・死傷者」の解説
本震の11分後の余震はM6.5で、最大余震と見られている。少なくとも103人が死亡し、2174人が重軽傷を負った。インドネシア政府によると死者は120名以上に上っている。インドネシア赤十字社は重傷者が788人、軽症者が1709人だと報告した。政府は被災者の数は急速に増えたと報告している。 ブンクル州では多大な損害と地すべりが起こり、エンガノ島も軽度な被害を受けた。もっとも被害の大きい村では、数百の建物が全壊したと報告された。しかし、ジュネーヴの国際赤十字赤新月社連盟のピーター・ウォーカーは死因のもっとも大きな理由は地震ではなく、その後の不衛生に起因する病気によるものだとしている。「実際地震の被害はそれほど大きくなかった。家や木の倒壊、破壊はそれほど多くなかった。しかし、彼は風土病であるマラリア、伝染病がはびこるのを見た。また、死亡数と罹患率は容認出来ないほどの量であった。これは地震でなく、人災である」。 同年6月7日にはM6.2の余震が起こった。
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