表裏面・側面の変更点・偽造防止技術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 16:07 UTC 版)
「五百円硬貨」の記事における「表裏面・側面の変更点・偽造防止技術」の解説
図柄は五百円白銅貨を踏襲しているものの、偽造防止を図るため、表裏のデザインがマイナーチェンジされ側面の意匠も変更された。 微細線表面では、「日本国」「五百円」の背景部分が凸になっており、偽造防止としてそこに髪の毛より細い微細線が施されている。 微細点表面の桐の葉の中央部分に微細点加工が施されている。 微細線・微細点の両者とも、金属の微細加工における最先端技術を使用したものとなっている。 潜像裏面では、「500」の数字の内側に穴が描かれておらず、「5●●」のようになっている。さらにその「0」の部分には角度によって「500円」の文字や「縦線」が浮かび上がる潜像が施されている。ただし硬貨であるため、使い込まれたものについては潰れて見えづらいものも多い。 マイクロ文字造幣局は公表していないが、肉眼では分かりづらいものの、両面それぞれ0.2mmの「NIPPON」というマイクロ文字が刻印されている。 斜めギザ側面では、五百円白銅貨のレタリングに代えて、五百円ニッケル黄銅貨では世界の硬貨でも極めて珍しい斜めのギザギザ(ギザ数は181)が入れられた。このように五百円硬貨は他の額面硬貨と比べ、側面の加工に高度な技術を用いている。
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