表裏と虚実
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 04:19 UTC 版)
実は体力の充実している状態、虚は体力の衰えている状態であるが、体のどこが虚しているかが重要である。 表実証 悪寒、頭痛、発熱があっても発汗しない 表虚証 悪寒、頭痛、肩こりがあり、脈が浮弱で、発汗しやすい 裏実証 腹部が充満し、便秘・口渇があり、脈が沈で力がある 裏虚証 腹部が力なく、食なく、下痢・嘔吐しやすく、脈が沈で弱い 気滞証(きたいしょう) 「気」の鬱滞が病気を起こすという発想は古くからみられ、後藤艮山によって大いに唱えられた。血も水も気によって動かされるので、気の鬱滞は血、水の鬱滞をもたらす。 瘀血証(おけつしょう) 俗に「ふる血」と呼ばれる状態で「血」と呼ばれるものが停滞した状態である。 痰飲証(たんいんしょう) 痰は水、すなわち喀痰を含んだ体液全般を指す。狭義には胃内の停水をいう。
※この「表裏と虚実」の解説は、「漢方医学」の解説の一部です。
「表裏と虚実」を含む「漢方医学」の記事については、「漢方医学」の概要を参照ください。
- 表裏と虚実のページへのリンク