蜜の採集とは? わかりやすく解説

蜜の採集

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 18:43 UTC 版)

ミツバチ」の記事における「蜜の採集」の解説

詳細は「ミツバチのダンス」を参照 ミツバチは蜜源を見つけると巣内の垂直な巣板の上ダンス行い仲間に蜜源の方向と距離を伝える。これは本能行動の例としてたびたび使われるミツバチのダンスは蜜源の場所という具体的な情報ダンスという抽象的な情報変換して伝達が行われるため、記号的コミュニケーションであると考えられている。ミツバチのダンスコミュニケーションを発見したカール・フォン・フリッシュ高次コミュニケーション能力昆虫にもあるという発見評価されニコ・ティンバーゲンコンラート・ローレンツと共に1973年ノーベル生理学・医学賞受賞した。 蜜源が近い場合には、体を振りながら左右に交互に円形を描く「円形ダンス」をおこなう。 蜜源が遠い場合(50m〜)は「尻を振りながら直進 - 右回りして元の位置へ - 尻を振りながら直進 - 左回りして元の位置へ」という、いわゆる8の字ダンス尻振りダンス)」を繰り返す。このとき尻を振りながら直進する角度太陽と蜜源のなす角度示しており、真上太陽を示す。つまり巣板上で右手平方向に向かって尻を振るような8の字描いた場合、「太陽を左90°に見ながら飛べ」という合図になる。また、ダンス時の尻を振る速度が蜜源までの距離を表す。すなわち尻振り速度大きいときは蜜源までの距離が近く速度が低いときには距離が遠い。花粉水の採集分封時の新たな巣の場所決定に際しても、同様のダンスによるコミュニケーションが行われる。 蜜を持ち帰った働きバチは、貯蔵係のハチに蜜を渡すが、そのとき貯蔵係は糖度の高い蜜を優先して受け取り糖度の低い蜜を持ったハチ待たされる。このことによって、よりよい蜜源へ働きバチ集中的に動員できる。

※この「蜜の採集」の解説は、「ミツバチ」の解説の一部です。
「蜜の採集」を含む「ミツバチ」の記事については、「ミツバチ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「蜜の採集」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「蜜の採集」の関連用語

1
100% |||||

2
働き蜂 デジタル大辞泉
74% |||||

3
女王物質 デジタル大辞泉
74% |||||


5
2% |||||

蜜の採集のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



蜜の採集のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのミツバチ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS