藤澤信義Jトラスト社長の支援(2013年から2014年)
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「FC岐阜」の記事における「藤澤信義Jトラスト社長の支援(2013年から2014年)」の解説
これまで大口スポンサーを持たなかったFC岐阜だったが、2012年シーズンオフに岐阜出身でJトラスト社長の藤澤信義がクラブ支援に乗り出すことを表明。2013年については個人で1億5,000万円を拠出(寄付)する方針を明らかにした。また、JトラストグループのKCカードが2013年シーズンのユニフォームスポンサーに就くことも決まった。 2013年4月24日、岐阜FCの株主総会が開催され、2012年度決算が4,800万円の赤字で、債務超過額が1億9100万円へ増加したことが明らかとなった。2015年1月までに債務超過を解消しなければクラブライセンスが発給されずJリーグ退会となるため、増資も検討していると発表した。債務超過については、2014年度のクラブライセンス交付時にJリーグ側から「債務超過の解消に向け、(1)今期損益見通し詳細を報告し、Jリーグの指導を受けること(2)2014年度予算編成に際し、Jリーグの事前指導を受けること」との是正通達が付帯された。債務超過解消について、藤澤は「地元財界の支援による債務超過解消が前提」とコメントし、債務超過が解消されればさらなる資金援助を行う意向を表明した。 2013年12月、藤澤による追加支援の条件となっていた「地元での債務超過の解消」に目処が付いたことが明らかになる。具体的な債務超過解消策については明らかになっていないが、FC岐阜のメインバンクである十六銀行が債務の圧縮に応じたものが大きいとみられている。これを受けて「無制限の強化費用の支援を行う」という藤澤の方針がメディアにより報じられた。 2014年4月24日、岐阜FCは同日行った株主総会で2億4,000万円の第三者割当増資を承認。これを藤澤が個人で引き受け、藤澤が岐阜FCの49.95%の株式を保有する筆頭株主となった。経営問題にめどがついたことを受けて、同日の株主総会をもって社長の薫田が代表権のない会長に退き、後任の社長にJトラスト出身の恩田聖敬が就任した。
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