くず (葛)
●わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や中国、フィリピン、北アメリカに分布しています。山野にふつうに生え、蔓の長さは10メートル以上になります。ほかの樹木などに絡みついて繁茂します。葉は3出複葉です。7月から9月ごろ、葉腋から総状花序をだし、紅紫色の蝶形花を咲かせます。和名は「くずかずら(国栖葛)」の略称で、奈良県吉野地方にある国栖(くず)の人々が葛粉を作って売り歩いたことに由来します。繊維は丈夫で撥水性があることから、葛布を作るときの材料とされます。また、根は葛根(かっこん)と呼ばれ、漢方薬として使われます。
●マメ科クズ属の多年草で、学名は Pueraria lobata。英名は Kudzu vine。
マメのほかの用語一覧
キノメトラ: | ナムナムの木 |
ギムノクラドゥス: | ギムノクラドゥス・ディオイクス |
クサネム: | 草合歓 |
クズ: | 葛 |
クララ: | テキサスマウンテンローレル 枝垂れ槐 槐 |
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