菊水隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 09:07 UTC 版)
「ミシシネワ (AO-59)」の記事における「菊水隊」の解説
「ミシシネワ」がウルシーを拠点に補給活動を行っていた1944年11月8日、大津島から3隻の潜水艦が出撃した。「伊36」、「伊37」および「伊47」がそれであり、3隻は甲板上に回天を4基ずつ搭載していた。このうち、「伊47」は11月19日にウルシーの南方海上に到達し、11月20日未明3時すぎに回天を発進させる。回天はマガヤン島とローラン島の間の狭い水道を通過して泊地に侵入するよう命令されていた。やがて4時16分と22分、5時7分に爆発が起こったと記録されたが、4時台のものは回天がサンゴ礁に激突して爆発したもの、22分と5時7分のものは不明である。このほか、「伊36」から発進した今西太一少尉艇がウルシーの東方から環礁内を目指して発進していた。こちらはウルシー環礁東口のムガイ水道を通過して泊地に侵入するよう命令されていた。5基の回天は、そのうちの2基がサンゴ礁に激突して自爆、2基が軽巡洋艦と駆逐艦の攻撃で沈没し、残る1基が「ミシシネワ」を仕留めた。この1基が「伊47」からの4基のうちの一つと思われる。「伊36」からの今西艇は、ムガイ水道入口外で駆逐艦の攻撃を受けて沈没した可能性が高い[要出典]。
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