荻生道遺跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/10 03:48 UTC 版)
荻生道遺跡(おぎゅうみちいせき)は、公園内に保存された遺跡(集落跡)。周辺には辰ヶ台遺跡(たつがだい)、小食土廃寺跡(やさしど)のような遺跡も保存されている。 村田川の上流、標高約90mの台地上に位置する昭和の森公園は、1975年(昭和50年)4月に開園したが、1976年(昭和51年度)の整備工事に伴う事前調査で、荻生道遺跡の発掘調査が行われた。 発掘調査によると、古墳時代後期から奈良時代及び平安時代の円墳3、掘立柱建物跡14、竪穴式住居跡75とともに周堀を伴う遺構1棟が検出された。この遺構は、東西42m、南北30mの長方形の区画の中に、間口5間、奥行3間の掘立柱建物跡2棟が東西に対称的に配置されるものであった。この建物配置は、住吉大社(大阪市)の第三本宮と第四本宮のように並列する建物配置と類似していることから、古代の神社遺構ではないかという説もある。周堀を伴う遺構が公園として保存のうえ県の史跡に指定された。 名称荻生道遺跡 ふりがなおぎゅうみちいせき 指定(指定年度)県指定(1979年) 区分/種別史跡 時代奈良 所在地緑区小食土町(昭和の森公園内) 所有者個人所有 公開/非公開公開
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