英国内の反応
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「グレンフェル・タワー火災」の記事における「英国内の反応」の解説
イギリスではこの火災への追悼集会や抗議集会が行われた。6月16日には抗議デモの参加者数十人がケンジントン&チェルシー王立区の区役所内に突入し、役所の外にもリリー・アレン含む数百人が抗議のために集まった。 2017年6月21日、被災者支援のためのチャリティー・ソング『明日に架ける橋』が発売された。サイモン&ガーファンクルの曲のカバーであり、音楽プロデューサーのサイモン・コーウェルの呼びかけで録音され、イギリスの著名なアーティストらが参加した。50人以上のアーティストが参加し、アーティスツ・フォー・グレンフェル (Artists for Grenfell) を結成した。参加者はアデル、ザ・フーのメンバー、ジェームズ・ブラント、ジェシー・J、ジンジャー・スパイス、ストームジー(英語版)、ナイル・ロジャース、ピート・タウンゼント、ピクシー・ロット、ブライアン・メイ、リアム・ペイン、リタ・オラ、ルイ・トムリンソン、レオナ・ルイス、ロジャー・ダルトリー、ロビー・ウィリアムズ、ロンドン・コミュニティ・ゴスペル・クワイア(英語版)など。売上は「ロンドン・コミュニティ・ファンデーション」に全て寄付される予定だという。このチャリティー・ソングは発売から2日間でストリーミング含めて17万ユニットの売上を記録し、英国のヒットチャートで1位を獲得した。 2017年6月21日、火災への対応を批判されていたケンジントン&チェルシー区の区長ニコラス・ホルゲートが辞任した。この他に、ニコラス・パジェット=ブラウン(英語版)区議会議長、ロック・フィールディング=メリン副議長、KCTMOのCEOも辞任している。 『BBC』の報道によれば、住民支援団体の「Silence of Suicide (自殺の沈黙)」創設者は少なくとも20件の自殺未遂があったと話している。また、住民団体「Justice4Grenfell(グレンフェルに正義を)」でボランティア調整を担当している看護師も、支援ボランティアの20名が自殺未遂をしたと聞いているという。
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