英国勢の旗手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/24 08:23 UTC 版)
クーパー製シャシーにノートンのオートバイエンジンを改造した直4エンジンを搭載したヴァンウォールのF1マシンは、1954年の地元イギリスGPでデビューした。翌1955年まで成功を収められず、マイナーフォーミュラの新興コンストラクターロータス・エンジニアリングにシャシー製作を依頼。コーリン・チャップマンらの手掛けたマシンは徐々に戦闘力を上げ、1956年のノンタイトルレースで初勝利を挙げた。 1957年には、スターリング・モス(第2戦から加入)、トニー・ブルックス、スチュアート・ルイス=エヴァンズら母国のスタードライバーを揃え、フェラーリやマセラティといったイタリア勢を脅かす存在となる。チームとして、また英国車としての初勝利は第5戦の地元イギリスGPで、当時の規則では1台のマシンを乗り継ぐことが許されていたため、モスとブルックスの手により果たされた。モスはペスカーラGP・イタリアGPでも連勝し、フェラーリの地元で鼻を明かすことに成功した。
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