芸術団派遣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 16:26 UTC 版)
「三池淵管弦楽団 (2018年)」の記事における「芸術団派遣」の解説
朝鮮労働党の金正恩委員長が2018年の新年の辞において2018年平昌オリンピックへの代表団の派遣について言及し、北南関係の改善に前向きな姿勢を表明した。それを受けて1月9日に板門店の「平和の家」で行われた南北高官級(閣僚級)会談において北朝鮮側は、選手団などの派遣とともに、北南交流の一環として芸術団の派遣を受け入れるよう韓国側に要請し、合意を得た。 1月15日に板門店の「統一閣」で南北局長級実務協議が行われ、北朝鮮側は文化省芸術公演運営局長の権赫奉(中国語版、朝鮮語版)(クォン・ヒョクポン)、「管弦楽団団長」の玄松月(ヒョン・ソンウォル)、「管弦楽団行政副団長」のキム・スノ(スンホ)、「芸術団舞台監督」の安正浩(アン・ジョンホ)が出席した(当初の通告では「管弦楽団指揮者」のユン・ボムジュが提示されたが、安正浩に変更)。この協議で140名規模の芸術団を派遣し、江原道江陵市とソウル特別市で1回ずつ公演を行うことに合意した。そこで「三池淵管弦楽団」という芸術団名が明かされた。 北朝鮮側は1月19日に「芸術団派遣に向けた7名の事前点検団(北朝鮮側の名称は現地了解団)を1月20日に派遣する」と通告したが、夜に急遽取りやめ、1日遅れの1月21日に韓国入りした。訪問は1泊2日で行われ、玄松月のいるこの事前点検団に国内外から多くの報道陣が詰めかけ、1月22日午前にはソウル駅前でそれに反対するデモが行われた。
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