芸術協会の発足
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1823年、ブレーメンで、34人の実業家が、美的感覚の普及を掲げて、芸術協会を発足させた。こうした芸術協会としては、ドイツでは最も古いものに属する。当初は、参加者限定の美術展覧会を行っており、入場券の売上げや寄付をもとに作品の取得を進めた。発足10年後の時点で、油彩画13点、素描585点、版画3917点を有していた。油彩画の多くはオールド・マスターによるもので、マソリーノの有名な『マドンナ』のほか、ヤン・ファン・ホーイェンやPieter Wouwermanといった17世紀ドイツの画家の一連の作品が含まれていた。 1843年以降、ハノーファー、リューベック、グライフスヴァルト、ロストック、シュトゥットガルトといった近隣都市の芸術協会と共同して大規模の公開展覧会を開催した。1846年までには、協会の会員は575人にまで増えていた。 ブレーメン芸術協会は、現在に至るまでブレーメン美術館の単独所有者であり、現在8000人以上の会員を擁する。資金は、基金、寄付、遺贈、ブレーメン市からの補助金でまかなわれている。
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